ベトナムの新指導者は米国と中国の間で均衡を保つつもりか?
ハノイの茂みにあるフレンチクォーター、そこの新古典派のオペラハウスの陰に隠れて気持ちよく身を寄せるように、小さなギャラリーがある。そこはベトナムのプロパガンダのみを集めたギャラリーだ。内部には堆くポスター、全て角張った顎と過大な手拳と原色の、ポスターが集められている。革命の英雄のホーチーミンは共産党をつくり、フランスやアメリカ軍への1950~1960年代のレジスタンスを指導したのだが、そのホーチーミンを支持するポスターである。スローガンは、愛国者に、ホーチーミンおじさんを忘れるな、アメリカ帝国主義者達を粉砕せよ、と鼓舞している。
五年前にギャラリーを開いたファンドクは今日のベトナムは新しい大統領を持った。しかし私は彼の名前を忘れた。しかし、それは当たり前のようになった。ホーチーミンと違い最近のベトナムの指導者達は脚光を浴びるのを恥じる。殆ど半世紀近く彼らは個人崇拝を捨て、政府の最高の役割を分け、集団指導体制的なものにした。
マチスは、ホーチーミン郊外のビエンホアと言うところのベトナム軍の空軍基地で、そこはベトナム戦争時、枯葉剤の貯蔵地だったが、ベトナム軍の将校たちに講演をした。